変異の多くが由来不明型 ワクチン効果低下の恐れも[2021/04/02 11:56]

 東京・品川区の昭和大学病院に入院中の新型コロナ患者の半数が変異型で、そのほとんどが由来不明だったことが病院独自の調査で分かりました。

 昭和大学病院・相良博典院長:「実際に(検査を)やってみたら半数近くが陽性だったからびっくりした。また、新たに入院してきた患者さんがほぼ100%変異株陽性だったから市中感染が広がってると思う」

 昭和大学病院が入院中の新型コロナ患者13人を独自に調べたところ、6人が変異型で、1人はイギリス型、残り5人は由来不明の変異型だったということです。

 この変異型はウイルスの表面にある突起部分の一部が変化したもので、「E484K変異」と呼ばれ、都内の他の病院でも確認されています。

 厚生労働省は免疫やワクチンの効果を低下させる可能性を指摘しています。

 昭和大学病院・相良博典院長:「きちんと検査していかないと変異型なのか、あるいは従来型なのか分からない。(E484K変異の)患者が重症化する患者なのか、感染しやすいのかは検討していく必要性がある」

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