コロナ用に改修…やっぱり元に戻す!費用は48億円[2021/04/07 12:10]

 新型コロナウイルスの軽症患者のために37億円近くをかけて改修された東京都内の警察の宿舎が一度も使われることなく元の状態に戻す工事が始まりました。

 警察は、東京オリンピック・パラリンピックの警備で全国から派遣される警察官用の都内の宿舎4カ所を去年4月ごろ、政府の方針を受けて新型コロナの軽症者の受け入れのため改修しました。

 警察庁によりますと、相部屋だった部屋に仕切りを設けて個室にするなど、改修費用は37億円近くに上りましたが、オリンピックの開催が近付いたことから、一度も使われることなく今月1日から元に戻す工事が始まりました。

 この工事にも11億円ほどかかるとみられていて、一連の改修にかかる費用は合わせて48億円近くだということです。

こちらも読まれています