自宅・宿泊療養の患者死亡事案 検証委が最終報告[2021/04/13 19:11]

 新型コロナウイルスに感染した神奈川県の患者2人が自宅や宿泊施設での療養期間中に死亡したことについて、県の第三者検証委員会は「運営マニュアルの再整備」などの再発防止策を県に提言しました。

 神奈川県では去年12月、県内の宿泊療養施設に入っていた50代の男性が療養期間中に死亡しました。

 また、今年1月にも自宅で療養していた60代の男性が死亡しました。

 男性2人は県の健康観察に対して病状の判断基準となる血中の酸素飽和度が低下していることなどを報告していましたが、県は医師の診察を受けさせていませんでした。

 経緯を調べていた県の第三者検証委員会は最終報告で、宿泊療養施設については施設に常駐する看護師らと県の担当者らの指示命令系統などを明確にしたマニュアルを改めて整備するなどの再発防止策を提言しました。

 自宅療養については、これまでに起きた課題を担当者の間でしっかりと共有し、研修を定期的にするよう提言しました。

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