福島第一原発の処理水 放出1年前からモニタリング[2021/04/17 06:28]

 政府が福島第一原発の処理水を薄めて海に捨てる方針を決めたことを受け、東京電力は放出1年前から海のモニタリングを始める方針などを示しました。

 会見で東京電力はトリチウムを含む処理水を薄めて海洋放出する1年前から海域のモニタリングを始め、結果は第三者の測定結果も合わせて公開する方針を明らかにしました。

 また、処分のプロセスで、すでに1000基を超えている敷地内のタンクを増設するかどうか判断するとしています。

 さらに、海洋放出するのと同じ濃度の海水の中で魚を育て、影響の有無を調べるとしています。

 しかし、処理水を薄めて海に放出する施設の概要や計画をいつ原子力規制委員会に申請するかといった具体的な説明はありませんでした。

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