大阪「重症化も転院できず」不急の手術延期に不安も[2021/04/17 22:30]

17日時点で、過去最多となる281人の重症患者を抱える大阪。
これに対し重症病床は248床と、患者数が病床数を上回る状況が続いています。

大阪暁明館病院 西岡崇浩事務長
「重症病院に(患者を)送れないというのが非常に恐ろしい」

患者が重症化しても、転院先が見つからず、院内で重症患者を治療せざるを得ないケースが相次いでいるといいます。

重症患者の治療には通常の2倍の看護師が必要になるため、その間は新規の患者受け入れを停止。

大阪暁明館病院 西岡崇浩事務長
「この状態でさらに『もうちょっと病床数を増やしてください』という要請が来ていまして」

この病院では今週から、コロナ病床を17床に拡大したばかりですが、さらに4床増やすよう府から要請されているといいます。

大阪暁明館病院 西岡崇浩事務長
「重症病棟に転院ができないとなると危険とかいうレベルではなくなっていると思う」

その重症病床を確保するため、大阪府が今週新たに要請したのが「不急の手術・入院の延期」です。

義母の手術が延期になった大阪在住の男性
「コロナで今病院も感染者が爆発してここ4、5日すごいですから。
そういったこともあって手術のほうが延期になったと」

大阪府に住むこの男性は、今週水曜日に予定されていた義理の母親(84)の胆のうを摘出する手術が来月に延期になりました。

義母の手術が延期になった大阪在住の男性
「ずっとしんどそうにしていると早くやってもらえないかというのが本当の気持ちですけど、病院からどうしてもずらしてくれと言われる以上はしょうがない」

容体を診た上での延期だといいますが…

義母の手術が延期になった大阪在住の男性
「コロナだろうがどんな病気だろうが命は命なので、ずっと待機して、その間に亡くなったら誰が責任取ってくれるんだと僕らは思います」

一方、「まん延防止措置」の適用が決まり、対象区域となった名古屋市。
愛知県の17日の感染者は230人でした。

愛知県 大村秀章知事
「変異株ウイルスは愛知県では半分くらいになっているんですが、
若い方が多くて(症状が)軽い方が多い」

こうした中、“最後の砦”として重症患者を受け入れて来た名古屋大学医学部附属病院。
受け入れ要請が徐々に増え、患者にも変化が…

名古屋大学医学部附属病院 沼口敦医師
「一昨日、昨日とそれぞれお1人ずつ連続でいらして、基礎疾患のない方がこのところ立て続けにいらしてますので」

さらに愛知県では、高齢者が昼間のカラオケで感染しているケースが多いことから、店舗でのカラオケ利用を自粛するよう要請します。

名古屋大学医学部附属病院 沼口敦医師
「嵐の前の静けさということで皆さんで警戒しながらいると」

こんな記事も読まれています