「無茶な話」鳥取県知事 太陽光パネル義務化検討に[2021/04/20 07:54]

 環境省などが新築住宅の太陽光パネルの設置義務化について検討を始めました。しかし、雪の多い地域の知事からは「一律で義務化は無茶な話だ」との声が上がっています。

 小泉環境大臣はこれまでに脱炭素社会の実現に向けて新築の住宅に太陽光パネルの設置を義務付けることに意欲を示してきました。

 環境省や国交省などは19日、環境問題の専門家や複数の自治体の知事などとともに脱炭素のために何ができるかを検討する会議を開き、太陽光パネルの義務化についても話し合いました。

 そのなかで、雪の多い鳥取県の平井知事は「一律の義務化は無茶な話だ」との意見を述べました。

 他の出席者からは太陽光発電など再生可能エネルギーの拡大は「脱炭素化に不可避だ」とする肯定的な意見や「まずは国の建物や公共の施設から始めるべき」といった意見も出ました。

 検討会は太陽光パネルの設置を義務付けるかどうかを6月までに示す方針です。

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