都内大学病院で感染力強い「N501Y」の患者が6割に[2021/04/28 12:13]

 東京都内の大学病院では新型コロナウイルスの入院患者の変異型の割合がこれまで大半を占めていた「E484K」を逆転し、感染力が強いとされる「N501Y」の患者が6割近くに達したことが分かりました。

 東京・品川区の昭和大学病院では先月下旬から変異ウイルスの詳しい検査を続けています。

 当初は入院患者の7割がE484Kと呼ばれる変異型でした。

 その後、大阪などで流行しているN501Yの割合が増加し、現在では6割近くとなりました。

 N501Yの患者で50代以下の人は半数以上が重症か比較的重い症状だったということです。

 昭和大学病院・相良博典院長:「(N501Yは)感染拡大する力が強い印象を持っている。酸素投与が必要な状況下になっている20代がいる。今までの若いイコール大丈夫と言えないとは思う」

 20代の男性患者からは両方の変異があるウイルスが見つかっているということです。

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