東京都の新型コロナウイルスの感染状況を分析する会議で、専門家は感染力が強い変異型が広がるなかで「ゴールデンウィーク中に人出を抑えられるかが今後の感染状況を左右する分岐点だ」と指摘しました。
28日の会議で示されたデータによりますと、18日までの1週間に都内で行われた感染力が強い「N501Y」のスクリーニング検査の陽性率は44%でした。
前の週より約15ポイント増えました。
専門家は「都内では従来のウイルスから変異型N501Yに置き換わりつつある」と分析しています。
一方、繁華街の夜の人出について、1度目の緊急事態宣言の時と比べて約3倍の水準に上ると指摘されました。
今回の宣言が出される直前には駆け込みでの会食などによって人出が増加していて、このままでは感染者の数がゴールデンウィーク中にさらに増える恐れがあると危機感を示しています。
専門家は「連休中に人出を抑えられるかが今後の感染状況を左右する分岐点だ」と述べました。
小池都知事は「今年のGWも徹底してステイホームで過ごしてほしい」と呼び掛けています。
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