最高裁長官 夫婦別姓などに「広い視野で判断を」[2021/05/03 11:26]

 憲法記念日にあたり最高裁判所の長官が会見し、夫婦別姓などを求める裁判が相次いでいることに関して「裁判官は新たな社会問題について広い視野で判断することが求められる」と述べました。

 最高裁・大谷直人長官:「家族の在り様の多様化や社会状況の変化に伴い、解決に困難を伴う事件が増えてくることはこれまでも指摘されている」

 最高裁判所の大谷長官は夫婦別姓や同性婚を求める裁判が各地で相次いでいることについて、一般論としながらも「裁判官は新たな社会問題について広い視野を持って対立する主張に耳を傾け適切に判断することが求められる」と指摘しました。

 そのために「それぞれの裁判官が日々の仕事や生活を通じて識見を高めるのが重要だ」とする考えを示しました。

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