GW終盤・人出減らず…宣言解除の「判断は苦しい」[2021/05/04 23:30]

東京都が4日に確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は609人でした。連休中ということもあり、先週の火曜日よりも、200人以上少ない数字です。

東京と神奈川県の間を流れる多摩川では、散策や甲羅干しをする人など、思い思いに楽しむ人がいるなか、若い男性が流される事故がありました。午後1時40分ごろ、消防などが捜索し、川の中から男性1人を救助。意識不明の状態で病院に運ばれましたが、その後、死亡しました。警察によりますと、男性は20歳で、友人と一緒に河川敷で、バーベキューや川に入って遊んだりしていたといいます。

近くにある湘南海岸。江の島へ渡る橋の歩道は、3日よりは人が少なく見えるといいます。
井上総本舗・4代目店主の井上海さん:「きのうに比べたら人が少ない。ニュースを見て『これだけ人がいるなら、やめておこう』という人もいる」

“小江戸”と呼ばれ、蔵造りの町並みが残る埼玉県川越市では、いつもの連休とは、客層が違いました。若者の姿が目立ちます。
地元の商店:「(Q.客層は変わったか)大きく変わった。若い人たちが、10代、20代は、とにかく家にいられないから、どんどん出て来ているけど、高齢者は引き止められるでしょう。若者は行き場がない。川越は安く観光できる」

千葉県富津市の海岸では、潮干狩りを楽しむ人が多くいました。4日の来場者は約3700人。3日より800人ほど少ないといいます。今年は、迷子のアナウンスに気を使っているといいます。
富津漁協・平野秀夫副組合長:「知事が『神奈川県から出てはいけない』と言っているのに、『神奈川からお越しの』なんてマイクで言えない」

京都の花街の一つ、お茶屋が並ぶ宮川町では、先月27日からお茶屋さんは一斉休業しているため、舞妓さんたちは、稽古の時間にあてていました。
お茶屋『しげ森』女将・谷口三知子さん:「(状況は)とても厳しい。これが続くと、皆さんが商売、廃業しようかなとか考えないか心配になる」

緊急事態宣言が出されている大阪府、京都府、兵庫県。期限の11日までは、あと1週間ですが、大阪府の吉村知事は、現状では宣言の解除は難しいという認識を示しました。
吉村知事:「緊急事態宣言をどうするかについては、ゴールデンウィーク明けの6日か7日に本部会議を開催して、方針を決定したい。それにあたり京都、兵庫の両知事にも相談をしていきたいと思う。現状、僕自身の認識としては、今の緊急事態宣言の措置内容を緩めたり、解除するのは難しいと思っている」
菅総理は4日、政府の新型コロナ分科会のメンバーでもある岡部内閣官房参与と面会し、宣言解除について「判断は苦しい」との認識を示しました。

再び感染が拡大している北海道。4日の新規感染者は233人と、ここ2週間、高止まりの状況が続いています。軽症・中等症のコロナ患者を受け入れる札幌市内のKKR札幌医療センター。20あるコロナ病床は、先月21日から2週間満床が続いていて、現場で働く医師は危機感を募らせています。
KKR札幌医療センター・福家聡呼吸器センター長:「医療崩壊の一歩手前と認識している。救急車を受けて、患者がコロナ陽性だった場合、現状はコロナ病床が満床なので、期待に添えないというジレンマがある。できる限り貢献していきたいが限界があるので、その日を精いっぱいやって対応していくしかない」
北海道は5日に対策本部会議を開き、まん延防止等重点措置の適用について、国に要請する方針です。

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