変異ウイルスに強力な対策を 全国知事会が国へ要望[2021/05/10 11:57]

 新型コロナウイルスの感染が各地で拡大しているなか、全国知事会がオンラインで会議を開き、緊急事態宣言の延長が決まった関西3府県の知事らが変異ウイルスへの強力な対策を国に求めました。

 西脇隆俊京都府知事:「変異株につきましては、感染力の強さ、子どもへの感染、重症化の程度、ワクチンの効果など国において、その知見、具体的な対処方法を示して頂きたい」

 さらに、京都府の西脇知事は高齢者向けのワクチン接種を7月末に終えられるよう対策強化のための補助金を国へ要望しました。

 兵庫県の井戸敏三知事は緊急事態宣言で休業要請に応じた大規模商業施設への協力金について、現在6割を負担する国に対し、残りの4割について国からの別の交付金を使い道として充てさせてほしいと主張しました。

 大阪府の吉村洋文知事は住民向けのワクチン接種について各都道府県が主体となれるよう、国に対して速やかな対応を迫りました。

 吉村洋文大阪府知事:「迅速で安全なワクチン接種を実現するために柔軟性を持たせることも重要。都道府県もワクチン接種の主体になれるよう、ぜひ全国知事会から要望をお願いしたい」

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