ID不適切使用、2015年にも 東電・柏崎刈羽原発[2021/05/10 13:56]

 東京電力の柏崎刈羽原発で2015年にもIDの不適切な使用があったことが明らかになりました。

 東京電力によりますと、2015年8月、協力会社の作業員が周辺防護区域から外に出る際、協力会社ごとに管理されている収納箱にIDを返却しました。

 その後、再び区域に入るために収納箱からIDを取り出す時に、誤って同じ会社で働く父親のIDを取り出しました。

 第1の関門である周辺防護区域のゲートでは警備員が不審に思ったものの、IDに名字のみ記入されていたことや、親子のため顔写真が似ていたことから、作業員はゲートを通過しました。

 第2の関門である防護区域のゲートではIDと、IDに記録されている個人情報が異なったため警報が鳴ったということです。

 東電は原子力規制庁に報告するとともに、協力会社に注意喚起を促す通知を出しました。

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