建設アスベスト訴訟 国と原告団が基本合意書に調印[2021/05/19 06:22]

 建設現場の元作業員らがアスベストの健康被害を訴えた裁判で最高裁が国の賠償責任を認めた判決を受けて、国と原告団らが和解に向けた基本合意書に調印しました。

 田村厚労大臣:「今後は基本合意書、この内容の誠実な実現・実施に向けて最大限、力を尽くして参りたい」

 基本合意書には国による謝罪のほか、症状に応じて原告に一人あたり最大1300万円の和解金を支払うことが盛り込まれています。

 また、提訴していない被害者に和解金と同じ額を給付金として支払う制度を議員立法で創設することも含まれています。

 原告団代表の宮島和男さんは、「ようやくここまで参りました、本当にありがとうございました」と述べました。

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