ワクチン接種の担い手で検討対象 薬剤師の研修準備[2021/05/19 12:14]

 新型コロナウイルスのワクチン接種の担い手として薬剤師が検討対象になったことから、日本薬剤師会は接種の研修準備を始める方針を明らかにしました。

 日本薬剤師会・山本信夫会長:「医療の一員というか、医療職の1人として認められ、大変ありがたい」

 現在、新型コロナのワクチンを打つことができるのは医師、看護師と歯科医師ですが、河野担当大臣は18日に「薬剤師も次の検討対象になる」と発言しました。

 日本薬剤師会・山本信夫会長:「(注射を打つ)トレーニングを我々は基本的に積んでいないので、そうしたことを改めてトレーニングし直すということが必要。実際に接種を受ける国民が納得できるようなプログラムをやらなければいけない。各国の状況を集めながら、どのようなプログラムを組んだらいいか検討を始めている」

 一方、海外では獣医が接種に参加している国もあります。

 日本獣医師会は取材に対して「現時点では政府から打診はない」としたうえで、「支援要請があった場合には、医師法違反とならない法的な措置が講じられ、かつ国民の理解も得られれば積極的に協力したい」とコメントしています。

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