木村花さん死後ツイッターで中傷 130万円賠償命令[2021/05/19 14:47]

 女子プロレスラーの木村花さん(当時22)の母親が花さんの死後にツイッターで中傷の投稿をしたとして長野県の男性を訴えた裁判で、東京地裁は男性に約130万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。

 フジテレビの番組「テラスハウス」に出演していた花さんはSNS上で誹謗(ひぼう)中傷を受けた後に自殺しました。

 母親の響子さんは、花さんが亡くなった後に長野県在住の男性が匿名のツイッター投稿で「あんたの死でみんな幸せになった」などと中傷したとして、約294万円の損害賠償を求めて提訴しました。

 男性側は出廷せず、答弁書の提出もないまま、裁判は先月に結審しました。

 今月19日の判決で、東京地裁は「被告は原告の主張する事実を争うことを明らかにせず、自白したものとみなす」と指摘し、男性に対して慰謝料50万円のほか、発信者情報開示の費用など合わせて129万2000円の支払いを命じました。

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