SBI子会社に業務停止命令へ 380億円融資も事業頓挫[2021/05/22 12:06]
インターネット金融の大手「SBIホールディングス」の子会社に対し、金融庁が業務停止命令を出す方針を固めたことが分かりました。
関係者によりますと、金融庁が業務停止命令を出す方針を固めたのは「SBIソーシャルレンディング」です。
SBIソーシャルレンディング社は個人投資家から集めた金を太陽光発電事業などに貸し付け、収益を投資家に還元するビジネスを行っていました。
このうちバイオマス発電事業を巡り、金融機関から融資金をだまし取った疑いで東京地検特捜部から家宅捜索を受けた「テクノシステム」の関連する事業に約380億円を融資していました。
その多くは目的以外に使われ、事業も途中で頓挫するなどしていました。
金融庁は結果的に投資家に正しい情報を伝えず、返済が遅延したなどとしてソーシャルレンディング社に対し、来週にも業務停止命令を出す方針を固めたということです。