選手村の担当医師、心配吐露「まだ詳しい説明が…」[2021/05/23 12:05]

 東京オリンピックまで23日であと2カ月、パラリンピックまでも100日を切っています。選手村に入る医師が取材に応じ、組織委員会からコロナ対応の詳しい説明がいまだにないことを明らかにしました。

 岐阜大学医学部・青木隆明医師(58):「詳しくは私も聞いていないんですけど、多分(選手らが)熱が出て検査を行ったりして」

 青木医師はパラリンピックの期間、選手村の診療所に入る4人の医師の1人ですが、陽性者が出たらどうするのか、組織委員会からは今も詳しい説明がないということです。

 岐阜大学医学部・青木隆明医師:「海外からたくさん(選手らが)来るという点がちょっと心配。どの程度、海外の選手が陰性というかコロナの問題のない状態で入ってくるか」

 青木医師は「選手のことを考えると開催してほしいが、国民の理解が得られる状態が必要」と話しています。

 組織委員会は現時点で必要な医療従事者の8割を確保したとしています。

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