インド型今後主流の可能性 感染力1.5倍急拡大懸念[2021/05/27 06:21]

 国立感染症研究所の脇田隆字所長は、国内の変異ウイルスが今後、イギリス型からさらに感染力の強いインド型に置き換わる可能性が高いとの見通しを示しました。

 現在、国内のほとんどの変異ウイルスはイギリス型です。

 脇田所長は26日、厚生労働省で開かれた新型コロナ対策の会議でイギリス型よりもインド型の感染力は「1.5倍程度強い」と述べました。

 そのため、国内の変異ウイルスはイギリス型からインド型に置き換わる可能性が高いとの見通しを示しました。

 国内では24日までに7都府県で29人がインド型に感染したことが確認されています。

 インド型はワクチンの効果を弱める恐れがあり、脇田所長は監視体制を強化していち早く感染者を見つけることが重要だと指摘しました。

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