政府も注目“福井モデル”「マスク会食」に奨励金も[2021/05/29 22:30]

29日、福井県内の新たな感染者は2人。
連日一桁以下が続いています。成功例として注目されるのが、独自の対策 “福井モデル”。 
陣頭指揮を執る杉本知事は…
福井県 杉本 達治 知事
「感染経路の不明者、これが全国で50%ほどあるんですけど、福井県では3%ということで感染経路はほぼ完全におえているとという状況を作っている。その結果としていろんな対策を打ちやすくなっているこれが大きな要因だと思ってます。」
中でも今、力を入れているのが“マスクの徹底“です。 
県内感染者を独自調査した結果、“感染の85%がマスクなしの会話”にあったと公表。政府も関心を寄せています。
菅総理大臣 会見
「福井県では4月の陽性者の98%の感染経路を特定をし、その85%がマスクなしの会話が原因であると分析をされております。」
福井県 杉本 達治 知事
「話すときにはマスクをしている、会話をするとき飛沫が飛ぶときにマスクをするということを、徹底していこうということで、県民の皆さんに4月から特に強く訴えをさせていただいております。感染経路が遮断されるので、大きな効果上げていると思えます。」

福井市内の飲食店を訪ねると…
みなさんマスク会食を実践しています。
マスク会食をする客
「初めはちょっと面倒で大変だなと思ったんですけど慣れればそう大したことはないと思います。」
マスク会食をする客
「感染者もどんどん減ってきていて、効果も出ているんじゃないかなと感じています。」
県では、“会食用のマスク”を配布。
マスク会食を推進していると認証された飲食店には、1店舗あたり10万円の奨励金を支給します。
グラン・シェフ クーゼー 久世 康史 オーナーシェフ
「ご自身を守っていただくっていうのも一つが大きい要因だと思います。対策をしていくことでもっと抑えていけるように協力はしていきたいなと思っています。」
実は、福井県では、これまでにも“日本初の取り組み”を実施。
マスクが不足していた去年の4月には、全世帯にマスク購入券を配布。
妊婦のPCR検査もいち早く進めてきました。
そして、全国に先駆け、軽症者用療養施設の運用を始めたのも福井県。
福井大学医学部看護学科 酒井 明子教授
「こちらが入所者の方が入られていたお部屋になります。」
当時、施設の立ち上げに携わった、福井大学の酒井明子教授です。
福井大学医学部看護学科 酒井 明子教授
「4日の日の夕方に軽症者施設立ち上げのお話が正式にあり(翌日には)何十人という方が一気に来られて、お掃除から物品の搬入から一度に3時間ぐらいでなされました。ここに入所される方が入ったのがその日の午後2時。」
なぜ、このように迅速な対応ができるのでしょうか。
福井県 杉本 達治 知事
「医療の現場がこういうことが足りないんだという声を直接うかがう、そういうことをすることで我々は今度は、何ができるかじゃなく何をすべきかということからしっかり考えて、それを実現していくということを心掛けている。」

県では、感染が落ち着いているとして、県内旅行の代金を半額補助する県民割「ふくいdeお得キャンペーン」を再開しました。
福井県屈指の温泉街「あわら温泉」の旅館を訪ねると…
旅館「美松」 営業部 前田 健吾 リーダー
「だいたい一日10組〜20組と平均の半分以下にはなってしまっているんですが、そのうちの3割ほどが福井県民の方にご利用いただいているので、大変ありがたいキャンペーンかなと思っています。」
来月以降、県民割を利用した県内小中学校の修学旅行も5件予約が入っているといいます。
旅館「美松」 営業部 前田 健吾 リーダー
「6月3日に福井県の中学校の方、150名が当館を利用する予定です。確かにディズニーランドやUSJには勝てないところはあると思いますが精一杯対応させていただきます。」
感染対策と経済の再生、両輪を回す“福井モデル”今後の鍵は…
福井県 杉本 達治 知事
「最近はワクチンの供給も大変スムーズになってきました。1時間あたりに受ける皆さんの数も増えてきている、そういうような結果として、段々前倒しになっていくだろうという感触は持っています。」

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