横浜の中華街に一風変わった水族館があります。その名も「おもしろ水族館」。そこで展示されているエビとウツボの不思議な関係をご覧下さい。
堂々たるたたずまいのウツボ。1尾のエビが回り込み、迷うことなく口の中に。まさに「飛んで火に入る夏の虫」。ごちそうの方から口に入ってきました。
あれ…食べませんね。ウツボといえば肉食で海のギャングと言われるほどの危険な存在。なぜなのでしょうか。
飼育員・田上達也さん:「口の中だったり、体の周りに付いた食べかすや寄生虫を食べている。ウツボは掃除してもらってアカシマシラヒゲエビは自分のご飯にありつける。ウツボが食べ終わって30分ほど経って、エビが近寄って来て口を掃除する」
紅白の縞模様が特徴のこのエビは、アカシマシラヒゲエビという種類です。
口の中をのぞき込んで一生懸命に口を掃除する様子は、まるで歯科衛生士のようです。エビはウツボのおかげで食事にありつけ、ウツボはエビのおかげで口を清潔に。
こうして異なる種が互いに利益を得る関係を「相利共生」と言います。
とはいえ、そんなにうまくはいかないのが現実…。
「あ〜ん」と口を開けるウツボ。気分が乗らないのでしょうか、エビは無視。ウツボは思わずしょんぼり。
右のウツボが口を開けてスタンバイ。しかし、エビは見向きもせず口を開けてない左のウツボに絡みます。無視された右のウツボはショックのあまり口を閉じることを忘れてこの表情。
続いて逆のパターン。気持ち良くお掃除してもらっていますが、「もうええわっ」「しつこい」。海のギャング、エビを振り落とします。
気を取り直して、「奥歯の方、失礼します」「痛っ」。単純な仲良し関係ではないみたいですね。
飼育員・田上達也さん:「(Q.間違って食べない?)体色と触覚でアカシマシラヒゲエビだと認識していると言われているので、触覚が体に当たったり、実際にウツボが見て判断しているので、当館ではアカシマシラヒゲエビが(ウツボに)食べられることはない」
水族館で“同棲中”エビとウツボの不思議な関係
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