富士山の「噴火警戒レベル」判断基準を公表 気象庁[2021/06/04 19:56]
気象庁は富士山の噴火警戒レベルを引き上げたり引き下げたりする際の判断基準を公表しました。
現在の警戒レベルは「活火山であることに留意」のレベル1です。
気象庁は4日、1707年の宝永噴火のような大規模噴火などを参考に5段階ある噴火警戒レベルを変える判断の基準を公表しました。
富士山の浅い部分で地殻変動が観測されたり、火山性地震が24時間で100回以上に増加したりなどした場合、レベル2を飛ばして「入山を規制」するレベル3に引き上げるとしています。
また、人が住む地域に大きな被害を及ぼす噴火の可能性がある場合は「避難準備」のレベル4、さらに切迫したり噴火したりした場合は「避難」のレベル5に引き上げられます。
これらの判断基準や解説は気象庁のホームページで見ることができます。
富士山は現在、火山活動が静穏で、「活火山であることに留意」のレベル1です。