公立学校の約3割が浸水・土砂災害区域に立地[2021/06/08 12:06]

 浸水や土砂災害の危険がある場所に建っているうえに、避難する際に手助けが必要な子どもなどがいる学校は全国の公立学校の約3割に上ることが初めて分かりました。

 文部科学省は幼稚園や小学校、中学校、高校など全国の公立学校3万7374校で災害に関する調査をしました。

 その結果、浸水や土砂災害の危険がある場所に建っているうえに、年齢が低かったり障害があったりして避難に手助けが必要な子どもなどがいるとされる学校は1万1175校でした。

 さらに、このうち約3割の学校で浸水や土砂災害を想定した避難訓練をしていないことも分かりました。

 文科省はこうした学校に避難計画の作成や避難訓練の実施を要請しました。

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