モデルナ製ワクチン 国内での死亡例の報告なし[2021/06/10 00:01]

 先月から国内での接種が始まったアメリカ・モデルナ社製のワクチンについて、厚生労働省はこれまでに死亡例の報告はないと明らかにしました。

 アメリカ・モデルナ社製の新型コロナウイルスワクチンは先月に承認され、東京や大阪の大規模接種センターなどで使用されています。

 今月9日の厚生労働省の専門部会では、5月22日から30日までにモデルナ社製のワクチンが約9万回接種され、このうち17人に副反応が疑われる重い症状が出たことが報告されました。

 死亡例やアナフィラキシーと呼ばれる急性のアレルギー反応を示した例はなかったということです。

 先行して接種が進んでいるアメリカ・ファイザー社製のワクチンは5月17日から30日までに650万回が接種され、副反応が疑われる例は約1300件ありました。

 接種した後に死亡した人は5月26日から6月4日の間に111人で累計は196人となっています。

 専門部会はいずれのワクチンも現時点で重大な懸念は認められないとしています。

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