「8月には再び病床ひっ迫の恐れ」専門家が試算報告[2021/06/10 00:16]

 京都大学の西浦博教授は20日に緊急事態宣言を解除した場合、高齢者の多くがワクチンを接種していても8月には再び重症者が増えて病床が逼迫(ひっぱく)する恐れがあるとする試算を明らかにしました。

 西浦教授の試算は今月9日の厚生労働省のアドバイザリーボードで報告されました。

 それによりますと、東京で6月20日に緊急事態宣言が解除された場合、高齢者のワクチン接種が7月末までにほとんど完了していても若い世代などに感染が広がり、8月には緊急事態宣言が必要になるほど重症者が増えて病床が逼迫する恐れがあるとしています。

 また、インド型変異ウイルスの感染力は従来型の1.8倍で、来月半ばには半数がインド型に置き換わる可能性があると分析しました。

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