コロナ禍で閉館ホテル“サバゲー”に再活用で注目![2021/06/11 08:10]

 コロナ禍で閉館した建物がとあるイベントの会場として再び活用され、今注目を集めています。

 完全防備で身を守り、エアガンで撃ち合うサバイバルゲーム。

 皆さんがプレーしているこの場所は一見、“サバゲー”とはあまり縁のない場所のような気もしますが。

 主催者シティコミュニケーションズ・納谷竜司さん:「ちょうどホテルが今年3月で閉館して会社としてもビル自体を持て余している状態だったので、100坪が5階まである巨大な施設を寝かしておくのももったいないなと思って、サバイバルゲームのフィールドとして使ったら面白いんじゃないかなと思って」

 ここは元々、今年3月まで営業していたカプセルホテル。

 このホテルはアニメや和をコンセプトとしたカプセル、浮世絵のフォトスポットなどインバウンド市場に向けたサービスに力を入れていましたが、新型コロナウイルスの影響で観光需要が落ち込み、閉館しました。

 そんな場所をサバイバルゲームのフィールドとして活用し、先月に行われたイベント「ホテルでサバゲ」は“ホテル”と”サバゲー”という意外な組み合わせが受けて大好評。

 今月6日には2回目のイベントも行われました。

 主催者シティコミュニケーションズ・納谷竜司さん:「(Q.なぜホテルで“サバゲー”なのか?)ホテルと同じ系列で同じビル内にあるシューティングバーを感染症対策で時短営業していたんですが、アルコール類の提供が不可となった時にバーのメインコンテンツ、エアガンとお酒の2本柱。その片方、酒類の提供できないとなった時、バーの営業を続けるのか続けないのかとなり、そこから『ホテルでサバゲ』を考えついてこちらからホテルの運営側に『こういう企画があるんですけど、ホテルを使わせてもらえないですか?』と提案したらノリノリで『全然使って!』と」

 苦境のなか、生まれたアイデアがきっかけとなった“異業種コラボ”。

 SNS上には参加者から「やばい。楽しすぎる!」「アップダウンきつかったー」といったコメントや「予約戦争に負けたので次は勝ちたい!」といった書き込みも。

 次回のイベントについても定員80名の枠が約5時間で売り切れるなど大盛況になっているということです。

 主催者シティコミュニケーションズ・納谷竜司さん:「こんなに反響があるとは思っていなかった。常連さんしか来ないだろうなと思っていた。今月6日もほぼほぼ新規のお客様でいっぱいになった。本当にびっくりしています。サバゲー専用のフィールドより位置取りとか先頭のポイントは難しいと思う。空調も利いていますし、夏場の暑さに対しても大丈夫。ホテルならではのメリット」

 今後は系列ではない、同じく閉店した、あるいは経営が厳しい状態にある大型商業施設などを使ったサバイバルゲームをプロデュースしていければと話していて、主催者が今実現したい夢は「豪華客船でサバゲ」 なんだそうです。

 「ホテルでサバゲ」はホテルの空調をそのまま稼働しているため換気システムは十分で、マスクもフルフェースの着用をお願いしているので飛沫(ひまつ)も防げるということで、安心して遊べるようです。

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