「父の日何もしない」4割…“セルフ父の日”流行も[2021/06/11 21:11]

とれたてのバズった話題をお届けする「トレバズ」のコーナー。

(大木優紀アナウンサー)
もうすぐ「父の日」なんですが、今年は6月何日か把握していますか?毎年6月の第3日曜日なので今年はちょっと遅めの6月20日が「父の日」です。ただこの「父の日」は、「母の日」と比べても影が薄い!なぜ「父の日」は影が薄いのか?徹底検証します。

正直本当にお父さんたちは心配しています。「ギフトを贈りますか?」というアンケートによると、父の日は40.4%の方が「特に何もしていない」と答えてまして、「毎年贈っている」の37.0%を上回っています。一方母の日は半分以上の方が「毎年贈っている」と答えてまして、ここの格差が結構大きいってご存知でしたか、小松さん!

(小松靖アナウンサー)
いや知りませんでした。なんとなく「父の日」の方が後からやってきますし、存在感も「母の日」の方があるなって気がしますが、数字を見せつけられると言葉失っちゃいますね。

(大木アナ)
林さん、ちゃんとお父さんに毎年何か贈ってますか?

(林美沙希アナウンサー)
…いや…ちゃんと気がつけば…。

(大木アナ)
SNS上でもこういう娘や息子の態度に悲しんでいるお父さんが沢山いるんですよ。「父の日、何か期待してたわけじゃないけど何もなかったのでやっぱり寂しい…」「母の日はプレゼント要求されたのに父の日は何もない宣言された」。これ結構ありませんか?父の日は何もないよって子供が先に言っちゃう。

(小松アナ)
先制攻撃をされるともう何も言えないですね。

(大木アナ)
で、こんな状況なので最近父の日に新しいトレンドが生まれています。それが「セルフ父の日」。「父の日なのに誰も何もしてくれないからセルフで好きな酒を買って楽しむ」なんて方もいます。自分で自分をねぎらっちゃうみたいな。

(小松アナ)
自分の日にセルフはつらいですね…。

(大木アナ)
じゃあなんで「父の日」は影が薄くなってしまったのか?様々な分野の専門家に分析していただきました。

まずお花屋さんの分析はこうです。母の日になるととりあえずカーネーションですが、それに対して「父の日はシンボルがない」。ここに弱さがあるのではないかと言う分析です。

(林美沙希アナ)
確かに何をあげていかわからないです。

(大木アナ)
そこなんです。母の日はカーネーションという選択肢がありますよね。一方父の日は何をあげていいかわからない。とりあえずあげるものがないんですよね。近年では「ひまわりを贈りましょう」というのがジワジワ広がっているんですが、カーネーションに比べると、この知名度も雲泥の差なんですね。

萌さんは、毎年何か贈ってますか?

(田中萌アナウンサー)
私は贈ったことがないです…。

(大木アナ)
一度も?

(田中萌アナ)
はい…。

(大木アナ)
今年はヒマワリを贈ってみましょうか?お父さん喜びますよ!


(田中萌アナ)
そうしよっかなと思います…。

(小松アナ)
「塩対応」の萌さん!

(大木アナ)
パパにも「塩対応」!

(大木アナ)
そして心理学の分野からもおなじみ藤井先生に分析してもらいました。「父の日の弱さはずばり!リアクションの薄さにあるのでは?」。というのもお母さんってプレゼントをもらったとき「あー!ありがとう!!」って結構喜びますよね。そういう傾向にありますから子供の記憶にも残って、じゃあ今年はどうしようかなってなる。一方、お父さんはテンションが低い傾向にあるので、贈った側の記憶に残らず、次の年のモチベーションにもつながらないのではないか?この分析いかがですか?

(小松アナ)
説得力ありますね。

(田中萌アナ)
本当はきっとお父さんも嬉しいんでしょうけどね。

(大木アナ)
自分の夫を見てても、子供が一生懸命描いた絵を見て「あ、これパパ?」くらいのリアクションなんですよ。私なんか全力で喜ぶのになっていう、その辺の違いがあるかもしれません。

(小松アナ)
感情というのは自分のものじゃありませんからね。相手のためのものですから。喜ぶのも相手のため、悲しんで見せるのも相手のため。自分の感情なんてないんです!

(大木アナ)
そして「父の日」を日本で広めた日本ファーザーズ・デイ委員会の担当者にも聞きました。あくまで個人の見解ということですが…「家庭の中のお母さんとお父さんの存在の大きさの違いでは?」と分析されました。この方、個人の見解とおっしゃりながら根幹の部分をバサーー!!と斬ってくださいました。

(小松アナ)
その大木さんの補足説明がトドメじゃないですか!

(大木アナ)
全国のお父様、媚びる必要はないですが、この分析から考えられるのは、家庭での存在感をじわじわと20日までに増していって、もしも何かをもらえた折には全力でリアクションをするのが来年にもつながる方法なのかもしれません。

(小松アナ)
コミュニケーションって意味では、素直に感情を出していいよっていう。

(大木アナ)
なんかテレビの前でモジモジしているお父さんが沢山いるのかなって思うと微笑ましいですね。

(小松アナ)
萌さんが言ったように本当は嬉しいし、本当はプレゼント欲しいからね

(田中萌アナ)
今年は贈ろうと思います!!

(大木アナ)
お!!やった!!以上、今日のトレバズでした。

(「スーパーJチャンネル」6月11日放送分より)

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