人口が減るとツバメの子育ても減る 日本野鳥の会[2021/06/17 19:09]

 人口が減少した地域ではツバメが子育てを行わなくなる傾向にあることが分かりました。

 日本野鳥の会は2013年から去年までの8年間、ツバメの巣についてインターネットで情報を募集し、子育てが行われた地域や巣立ったひなの数など全国1万586個の巣を分析しました。

 分析結果によりますと、人口が減少した地域ではツバメが子育てをしなくなる傾向にあったということです。

 ツバメは人の出入りが多い住宅の軒下などに巣を作りヘビやカラスなどの危険を避けていますが、人口が減った場所ではその危険が高まり、子育てをやめたとみられています。

 日本野鳥の会はツバメが人の生活に密着していることが表れた結果だとしていて、ツバメを見守ることで自然の変化を知るきっかけにしてほしいとしています。

画像:日本野鳥の会提供

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