築地の名物あんぱんの老舗 111年の歴史に幕[2021/06/18 06:34]

 「あんぱん」で有名な東京・築地のパンの老舗が新型コロナウイルスなどの影響を受けて17日に111年の歴史に幕を閉じました。

 「築地木村家」4代目・内田秀司さん:「これ最後ね!111年目の最後です!」

 1910年創業の「築地木村家」は店の老朽化に加えて築地市場の移転とコロナ禍による売り上げの低迷により、17日に閉店しました。

 最後の日、名物の「けしあんぱん」などを求めて多くの人が店を訪れました。

 50年以上の常連客:「銀座でお買い物して、帰りここであんぱんを買って帰る。ずっと来ていたから寂しいです」

 「築地木村家」4代目・内田秀司さん:「(パン店は)単調な仕事の繰り返しで、その中に面白みを見つけていく毎日。カレーパンができ上がった!とか日常の積み重ねだった」

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