予報士のつぶやき 『パンダと台風』[2021/06/23 16:21]
きょうは上野動物園で双子のパンダが産まれたという嬉しいニュースが届きました!
上野動物園では、2017年6月以来4年ぶりのジャイアントパンダの赤ちゃん誕生で、
双子のパンダが生まれたのは上野動物園では初めてのことだそうです。
【パンダみたいな台風の名前】
2000年から北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には、
アジア名がつけられているのですが、中にはパンダみたいな名前があります。
特に香港の呼び名にパンダっぽいのが多く、「サンサン」「レンレン」「フォンウォン」など、
ラオスは「チャンホン」、マカオでは「ヴォンフォン」などありました。(少女や昆虫の名前など)
現在も上野動物園で人気のパンダは「シンシン」「リーリー」「シャンシャン」で、
歴代の人気パンダも「リンリン」や「カンカン」など「ン」が2つ付いている名前が多いです。
「●ン●ン」の名前がパンダっぽく感じてしまうのでしょうか。
きょう誕生した双子のパンダちゃんには、どんな名前が付くのか、楽しみですね?
【パンダは暑さが苦手】
また、ジャイアントパンダは暑さが苦手なようで、
上野動物園の過去のジャイアントパンダ情報サイトueno-panda.jpをみると、
「気温が25℃を超えるとパンダは屋外運動場に出しません。25℃以下に保たれた室内で過ごす」
と書かれていました。
一日の最高気温は午後2時ごろにピークを迎えることが多い傾向にあって、
この先、東京都心は最高気温が25℃以上の日が続く見込みです。
さらに今年の夏は暑さが厳しい予想なので、最低気温が25℃を下回らない日も多いでしょう。
夏休みなど屋外運動場で遊んでいるパンダを見られたら、超ラッキーと言えそうです。
秋になって涼しくなったら、ぜひ、屋外運動場で遊ぶ赤ちゃんパンダを見たいですね!
テレビ朝日気象デスク 荒嶋恵里子