【埼玉愛の極み!?】「大宮ガチャ」人気の秘密とは[2021/06/23 17:00]

“謎の大ヒット”といわれる人気のご当地カプセルトイ。その名も「大宮ガチャ」。
大宮ガチャのお客さん「きょう10回近く引いている」
大宮アルシェ 中島祥雄社長「我々が想像したよりも、“大宮愛”が強い人がいたりする」

さいたま市・大宮といえば、埼玉県最大の繁華街。
「大宮ガチャ」は、ご当地の名所やマスコットをアクリルキーホルダーにしたカプセルトイです。
大宮ガチャのお客さん「地元の人だったら、『ああ』って思う」
          「大宮のいいところを全部ピックアップしたような感じ」
          「郷土愛の具現化ですかね」
その内容は、“大いなる宮居(みやい)”として大宮という地名の由来といわれる「氷川神社」や、大宮駅周辺のデパートや商業施設、さらには旧大宮市時代のマスコット「こりすのトトちゃん」など、地域密着型のマニアックなラインナップが地元住民を中心に大評判となっているんです。今年3月に発売された当初、目標の1000個がなんと2日間で完売。6月には第2弾も発売され、現在は1万個以上も売り上げる“謎のヒット商品”となりました。

大宮在住約40年の男性「大宮のグッズは多分なかったんじゃないか。地元愛というわけじゃないですけれど、くすぐられてきました」
すると男性は、友人が働いている店がキーホルダーのモチーフになっていることに気づき、「大宮っ子なら、知らない人はいないはず」と、店へ案内してくれました。
そこは、大宮駅近くで60年以上営業しているメンズファッション専門店「ダイマル」。常に時代に合ったアイテムを取りそろえ、大宮の男子ならば一度は訪れるという名店だそうです。
大宮在住約40年の男性「安くて、質がいいです。店長の目利きがいいんで。一時期ここでばっかり買ってた。トータルコーディネート」
ヤングショップ ダイマル 山崎巨樹社長「埼玉県というと「ダサイタマ」といわれるが、実はオシャレさんがいっぱいいて、ウチでファッションを覚えたお客さんが、やがて大人になって戻ってくるというシーンもある。おしゃれの登竜門というか、入門的なお店なのかもしれない」
こうした地元の人々の「思い出の店」がキーホルダーになっていることも、大宮ガチャの人気の理由の一つです。

地元の名店をモチーフにしたキーホルダーは他にも…
1975年創業の「伯爵邸」は、レトロ感漂う独特な雰囲気が人気の喫茶店で、埼玉県産の野菜を使った地元グルメ「大宮ナポリタン」が名物です。
伯爵邸のお客さん「10年位前に初めてきました。こういう落ち着いた雰囲気の「喫茶店」というお店はなかなかないので、近くにあるのはとてもありがたい」
新型コロナの影響で、6月現在午後8時までの時短営業となっていますが、居心地の良さから若い常連客も多く訪れるといいます。
伯爵邸 宮城正和社長「若い人と良く話し合って、もっと大宮を明るくしたい。愛情というより人情ですよね。そう接さないと。特にコロナ禍のこの1年というのはね」

市民とお店、双方の「地元愛」によって支えられている大宮の街。「地元愛」が芽生えるのは、街自体の「居心地の良さ」にも理由があるようです
大宮ガチャのお客さん「田舎過ぎないで、都会過ぎないからちょうどいい。大宮以外住みたくないです」
          「あまり大宮は知られていない。知名度がない裏返しで、まだ伸びしろがあるのかなと」
実は大宮は、毎年発表されている「住みたい街ランキング」(SUUMO)で、3年連続4位にランクイン。今や地域外の人々からも選ばれる街に躍進しているんです。
大宮ガチャを企画した商業ビル「大宮アルシェ」の中島祥雄社長は、地元愛の強さを受けて、さらなる続編も考えているといいます。
大宮アルシェ 中島祥雄社長「我々が想像したよりも、“大宮愛”が強い人がいたりするので、もう少しマニアックに掘っていっても面白いかなと思っている。どういう進化ができるか、やれるところまでやってみたい」

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