夫婦別姓を認めないのは「合憲」最高裁大法廷[2021/06/23 18:57]

 最高裁の大法廷は夫婦別姓を認めないのは合憲とする判断を示しました。

 事実婚の3組の夫婦は2018年、「夫婦別姓を希望する」と記載した婚姻届の受理を求めて家事審判を申し立てました。

 最高裁の大法廷は2015年に「夫婦別姓を認めないのは合憲」と判断していて、一、二審はこれに基づいて夫婦らの申し立てを退けていました。

 最高裁の大法廷は今月23日の決定で「2015年以降に生じた諸事情を考慮しても判断を変更すべきとは認められない」として、夫婦別姓を認めない民法の規定は合憲とする判断を再び示しました。

 一方で「夫婦の姓の在り方は国会で議論され判断されるべき」としています。

 また、決定では15人の裁判官のうち4人が別姓を認めないのは違憲との意見を付けています。

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