予報士のつぶやき 台風5号より気になる低気圧[2021/06/24 11:07]

小笠原諸島の南で北上を続けている台風5号。
当初の予想よりも東へ進む見込みで、
関東へ上陸の可能性は非常に小さくなりました。

▼台風の荒天エリアは関東に届かず
台風5号は比較的小さく、大荒れエリアは中心付近に限られます。
上陸の可能性が低くなったことで、「台風による」大雨や強風は
ほとんどが海上になりそうです。

▼台風並みに湿った低気圧
ただ油断はできません。
台風の北上とともに梅雨前線が北に移動し
週末以降は西日本や東日本に停滞するようになります。

梅雨前線と共にやってくるのが
現在、沖縄付近にある低気圧。
台風に匹敵するほどの湿った空気を持っています。

このため日曜日から月曜日にかけて、
西日本や東日本では
「台風並みの」大雨となる恐れがあります。

▼これから7月にかけて大雨シーズン
さらに大陸まで目を向けると
同じような湿った空気の塊が次々とできています。
これから7月にかけてが年間でも一番の大雨シーズンです。
しっかりと対策をして少しでも災害を減らしていきましょう。


テレビ朝日気象デスク 森口哲夫

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