「感染再拡大の予兆みられる」東京都の会議で専門家[2021/06/24 18:21]

 東京都のモニタリング会議で都内の感染者が2週続けて増えていることが報告され、専門家は「感染の再拡大の予兆がみられる」と危機感を示しました。

 都内感染者の23日までの7日間平均は418人で前の週と比べて約111%となりました。

 先々週は80.3%、先週は96.6%で、専門家は「2週続けて増加比が大きく上昇している。感染の再拡大の予兆がみられる」と指摘しています。

 また、インドで感染が広がる「L452R」変異ウイルスの割合は2週間前には3.2%でしたが、先週には速報値で8.2%まで増加しました。

 専門家は一日あたりの感染者が2000人を超えた1月の第3波では、今とほぼ同じ400人前後で約3週間推移した後に爆発的に感染が拡大したとしています。

 そのうえで、「感染力が強い変異型の影響を考えれば第3波よりもさらに急激な感染拡大が起こる可能性がある」と危機感を示しています。

こちらも読まれています