デブリ取り出しへ…ロボットアーム英から国内に空輸[2021/06/24 20:20]

 東京電力は福島第一原発の燃料デブリを試験的に取り出すためのロボットアームをイギリスから7月上旬に日本に運ぶと発表しました。

 東京電力は2号機の原子炉内にある燃料デブリをロボットアームで試験的に取り出す方針です。

 本来なら今年中にも取出しを始める予定でしたが、ロボットアームの製作と試験をしていたイギリスで新型コロナウイルスの感染が拡大したため、東電は取出しの開始が1年程度、遅れると発表していました。

 24日の記者会見で東電は、ロボットアームを7月上旬に日本に空輸して神戸市内の工場で試験を開始する方針を明らかにしました。

 その後、福島県楢葉町の施設に搬送して最終試験をしたうえで、来年中に試験的なデブリの取り出しを開始したいとしています。

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