7月上旬は大雨災害多発期 今年も注意[2021/06/25 13:13]

▼7月上旬は、大雨災害の“集中期”

テレビ朝日では、過去のニュース映像をカレンダー上にまとめた
「まいにち防災」というホームページを作成しています。

7月上旬の日付をそれぞれ見ていくと、

2014年7月9日 【大雨】長野・南木曽町 大規模土石流
2017年7月5日 【大雨】平成29年7月九州北部豪雨
2018年7月7日 【大雨】西日本豪雨〜岡山 倉敷市真備町で広範囲が浸水

などの事例が、ニュース映像とともに紹介されています。

福岡県朝倉市、大分県日田市などが被害を受けた九州北部豪雨。
200名以上の方が亡くなった西日本豪雨など
甚大な大雨災害が発生したのが、この7月上旬です。




▼今年も7月上旬は大雨の恐れ 意識チェンジが必要

今年は、九州や四国など西日本で、今のところ空梅雨傾向です。
25(金)11時に気象庁が発表した週間予報でも、
東京が雨マークズラリなのに対して、大阪や福岡は
この先1週間も雨マークが少なめ。

しかし7月に入ると、
夏の主役“太平洋高気圧”が強まり、梅雨前線を押し上げる予想です。
そのため、複数のコンピューターの予測では
7月上旬は梅雨前線が活発化し、
これまでの空梅雨傾向からは一転、大雨を計算しているデータも出てきています。

特に7月上旬は、油断せず
最低でも1日1回は気象情報を確認するようお願いします。



テレビ朝日ウェザーセンター 気象予報士 千種ゆり子

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