再開されたばかりの“酒提供”早くもやり玉に[2021/06/27 22:30]

東京では27日、386人の感染が確認され8日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。
懸念される“リバウンド”を抑え込むカギとされているのが“ワクチン”ですが、世界でトップレベルの接種率であるにもかかわらずイスラエルでは再び感染が拡大しています。

▽“解除後”初の週末「リバウンド傾向」
佐々木一真アナウンサー
「緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に移行して初めての日曜日です。渋谷の街を見てみますと、ご覧のような人出です。」
渋谷センター街の26日の人出は、宣言中だった1週間前に比べ16.3%増えました。
銀座では17.6%、浅草では16.0%、秋葉原では26.4%増えるなど、都内各地の人出は、増加しています。
27日、東京の新規感染者は、386人。前の週の日曜より10人増え、8日連続で前の週を超えました。
1週間ごとの平均でも2週連続で前の週を上回り、リバウンド傾向にあります。

▽飲食店「前に進んだ感じしない」
イタリアワインを数多く揃える都内のワインバー。
酒の提供を再開したものの、“午後7時まで、2人以内、90分まで”という条件が重い足かせとなっていました。

Q久しぶりにアルコールの提供が出来るようになりましたけど、この1週間はどんな期間でしたか?
ワインバーオーナー
「平日は19時ラストオーダー20時閉店で今だと厳しいですね。後ろをのばしてもらわないと営業してても売り上げには全然結びつかないですね。もう一段階緩めてもらわないと前に進んだ感じがしないのが正直なところ」

ただ、感染者数が増加していることに、酒を解禁した当の政府から、早くもこんな発言が飛び出しました。
西村経済再生担当大臣
「必要に応じて酒類停止なども含めた強い対策をとることを頭に置き進めたい。」
今の感染者数は、およそ2週間前の人々の行動の結果です。
それなのに、再開されたばかりの“酒の提供”がやり玉にあげられたことにはー
「何で、こっちばかり来るのかなという、またかという感じですね。もちろん怒りもあるんですけど。できるかぎりのことはしていますし、それでもダメと言うんだったら、これ以上何をしたらいいんだろうというところですね。」
ワインバーのオーナーの姿は都庁の前にありました。ワクチン接種を受けるためです。
東京都は、25日から、飲食店の感染対策の責任者である「コロナ対策リーダー」や獣医師、鍼灸師らへのワクチン接種を始めました。
これまで飲食店向けの優先接種はなく、職域接種も1000人以上が条件となり難しい状況でした。今回の接種も、今のところ、受けられるのは、「コロナ対策リーダー」だけです。
「(飲食店を)“急所”ととらえられてるなら、より優先的に接種が出来たらいいんじゃないかなとは思いますね。1店舗1人(ワクチンを)打っただけだとあんまり意味がないんじゃないかなっていうのが正直なところですね。全員に回って早く通常の営業に戻れる日が1日でも早いといいなと思いますね。」

▽“世界遺産”宮島でワクチン接種
“世界遺産”厳島神社がある広島県宮島では、観光業者へのワクチン接種が始まりました。
宮島で400年の歴史を持つ旅館が職域接種の会場です。観光地・宮島周辺で働く関係者など1800人が接種を受ける予定です。
廿日市市 松本太郎市長
「今回の職域接種が、宮島また廿日市を旅行先として選んでいただける大きな動機付けになるだろうと期待しております。」

リンゴの産地、青森県弘前市でも青果市場で職域接種が始まりました。
弘果弘前中央青果 大中 実 常務取締役
「秋のリンゴの市場も始まりますので生産者の方やバイヤーさんも安心してこの市場をご利用いただけると思っています」

6月27日『サンデーステーション』より

こんな記事も読まれています