冒険家・三浦雄一郎さん 聖火リレーで富士山走る[2021/06/28 09:05]

 史上最高齢でのエベレスト登頂記録を持つ冒険家の三浦雄一郎さんが27日、東京オリンピックの聖火リレーで富士山を走りました。

 三浦雄一郎さん:「富士山も何十回も登っていますし、今回は聖火を持ってこれるというので大変ワクワク、期待をしておりました」

 27日に行われた山梨県の聖火リレー2日目。富士山の5合目で聖火を受け取った冒険家の三浦さんは沿道からの拍手のなか、左手でストックを突きトーチを持った右手は、息子の豪太さん(51)に支えられながらしっかりとした足取りで聖火をつなぎました。

 去年6月、100万人に1人が発症するという頸髄(けいずい)硬膜外血腫を患った三浦さん。

 しばらくは麻痺のため、寝たきりの状態でしたが、その後はストックを使って歩くなどリハビリを続けてきました。

 富士山での聖火ランナーは病気の発症前に決まっていましたが、病気になってからも富士山へ聖火を届けたい、再び自分の足で歩くということが三浦さんにとっての新たな目標となり、長い闘病生活のなかで大きな励みになっていたということです。

 三浦雄一郎さん:「まさに日本の象徴、富士山にオリンピックの聖火を持ってこられたことは大変光栄に思っています。コロナがまず収まることを念じていますけど、オリンピックのアスリートの選手の皆さん、全員無事にそして、また精一杯力を発揮してオリンピックを盛り上げてほしいと思っています」

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