予報士のつぶやき「富士山 夏でもブルブル」[2021/06/28 15:55]

きょう6月28日は、全国的に25℃以上の夏日が続出していて、30℃以上の真夏日のところも多くなっています。街を歩く人も半そでの人がほとんどです。

先日、来月1日に富士山の吉田口登山道を開通させると発表がありました。去年は新型コロナウイルスの影響ですべての登山道が閉鎖されていたため、富士山の山開きは2年ぶりのことです。

▼標高が高いと気温はさらに低くなる
密を避けられるレジャーとして登山が人気を集めていますが、最近登山を始めたという方に気象的に注意していただきたいことがあります。

それが「山頂付近は夏でも寒い」ということです。

一般的に、標高が100m高くなるごとに、気温は約0.6℃低くなります。これにあてはめて考えると、富士山の山頂(3776m)は、静岡市よりも約23℃低いことになります。市街地で夏日や真夏日になっていても、山頂付近では10℃にも満たない気温なのです。

▼富士山頂の夏の気温は?
実際に、富士山の山頂には気象庁のアメダスがあり気温を観測していますが、平年だと7月は最高気温でも6℃から10℃ほどしかありません。

富士山ほど高い山ではなくとも、山頂付近は市街地よりは気温が大幅に低くなります。登山に慣れない人が軽装で山に入り、事故につながってしまうケースもあります。山に入る際は事前の準備を怠らず、天気や気温の急変に備えられるようにしておきましょう。

テレビ朝日気象デスク 津田紗矢佳

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