「悲鳴と轟音聞こえた」目の前で土石流見た住民語る[2021/07/04 15:14]

 現場近くに住む人の目撃情報によりますと、土石流が2回にわたって起きていたことが新たに分かりました。これにより被害が拡大した可能性があります。

 (社会部・石塚翔記者報告)
 私がいる場所から数百メートル上った所が今回の土石流で大きな被害が出た場所です。自宅の目の前で土砂流を見た男性は「まるで地獄のような光景だった」と当時の様子を話していました。

 この男性によりますと、土石流は電車の高架下でいったんせき止められる形で止まりましたが、その後、第2波が続いてたまった土砂が一気に市街地に流れ込んだということです。

 土石流を見た住民:「女の人の悲鳴と轟音(ごうおん)が聞こえた。外見たら大きい石が跳びはねてる」「(Q.家の前を?)加速度がついて上から転がってくる、石が。避難しようと思えば避難できたけど軽視してた。どんどんひどくなった」

 今も多くの箇所で道路の寸断が続いていて、被害に遭った住宅地に近付くのも困難な状況です。警察や自衛隊は徒歩で入り、安否不明者の捜索を行っています。

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