都議選 小池知事突然の応援に都民ファ代表“涙”[2021/07/04 23:30]

東京都議選は最後の最後まで小池都知事の動向に注目が集まった異例の選挙戦となりました。

秋までに行われる衆議院選挙の前哨戦とも位置づけられる東京都議会議員選挙。その最大の焦点は小池知事を支える都民ファーストの会と自民党との戦いです。
菅総理大臣
「多くの候補者は4年前の屈辱を期すために出馬している方がたくさんいるんです。今日まで歯を食いしばりながら戦ってきました。」
自民党は都議会第一党奪還へ国政選挙並みの態勢で臨む一方、都民ファーストの会は頼みの綱の小池知事が過労で入院。応援が絶望的な状況に…
現在、都民ファーストの会代表 荒木千陽候補39歳。
10年前、地元熊本県から単身小池氏の元を訪れ私設秘書として政治の道へ。その後、公設第一秘書を6年間務めた小池知事の側近中の側近です。
「小池百合子東京都知事を真に支える私たちは、雨の降る日も嵐の吹く日もしっかりと小池都政を支え、小池都政を支える事で都民の皆様の命や暮らしをしっかりと守ってきました」
荒木代表が戦う中野区は定数3に対し自民、公明など5人が名乗りを上げている激戦区。小池知事の応援は何としても欲しい状況です。
小池知事(2017年)
「足を引っ張るのが最高にうまいのがあの自民党の都連なんです」
前回の都議選では自民党を離党。小池知事が自ら立ち上げた都民ファーストの会代表として戦い、圧勝。自民党を歴史的大敗に追い込みました。
小池旋風から4年。前回は選挙協力を行った公明党が今回は自民党へ。2党で過半数の64議席以上を狙います。共産党と立憲民主党も候補者のすみ分けを行い、議席の上積みを目指しています。
都民ファーストの会の明暗はまさに小池知事の動向次第です。
一方前回、中野区で議席を失った自民党。候補者は…

Q今回都民ファは意識している?
出井候補
「私たちが意識するというよりも都民ファーストの会の方が意識されているのではないかと」

「自民党の候補には大物議員が次々と応援に入っています。河野行革担当大臣、岸田文雄前政調会長の姿もあります。」
続々大物議員が応援に駆けつけ駅には多くの人だかりが…
小泉進次郎環境大臣
「都民ファーストの方が勝って国会議員は何人いますか?ゼロです。だから小池さんは党本部に来て、二階さんと会うんです」
確かに小池知事が自民党本部に度々足を運ぶ姿が捉えられていました。
選挙戦終盤、自民公明の優勢が伝えられる中、10日ぶりに登庁し復帰を果たした小池知事。さらに3日、土曜日には…
「ただいま都民ファーストの会、特別顧問 小池百合子 東京都知事が荒木千陽の応援に駆けつけました」
「応援に来ていただいて知事。ありがとうございます。ありがとうございます。」
声を詰まらせ迎える荒木候補。
急遽、候補者たちの激励に現れた小池知事。一気に人々の注目が集まります。
この現象に自民党陣営はー
Q脅威に感じたりは?
出井候補
「もちろんそれはね。他の陣営に応援にいかれるとそれは脅威ですよ。
小池知事はその後、報道陣には一切言葉を発することなくわずか数分で移動。
「はい撮りまーす。知事が中腰きつそうだよ!」小池知事「大丈夫よ」
写真撮影だけ行い再び移動。小池知事はこの後も報道陣には沈黙を貫き、演説も行わず各候補者のもとを巡りました。

7月4日『サンデーステーション』より

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