子どもへのワクチン 専門家「自己決定権が重要」[2021/07/09 11:13]

 新型コロナワクチンの12歳以上の子どもへの接種予約が各地で始まっていますが、専門家は「親が強制するのではなく子どもの自己決定権が重要だ」と指摘しています。

 東京・大田区は9日から12歳から18歳の子どもへの接種予約を開始します。

 夏休みを前に12歳以上の子どもを対象とした接種の動きが各地で本格化しています。

 日本小児科医会・神川晃会長:「子どもの自己決定権だと思う。要するに自分が打ちたいかどうかが一番大切。特に12歳くらいの今年、中学受験をする子たちにお母さんやお父さんが(ワクチンを)打てということを強制することはちょっとどうかなと」

 神川会長はこのように述べ、まずは家庭へのウイルスの持ち込みの大半を占める周りの大人が接種したうえで、子どもの接種を考える場合は親子間で十分に話し合い、子ども自身が何が一番メリットがあるか考えて選ぶべきだとしています。

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