土石流から1週間で初の青空 一部で水道が仮復旧[2021/07/10 12:48]

 静岡県熱海市の土石流の発生から10日で1週間です。これまでに9人の死亡が確認され、今も20人の安否が分かっていません。

 (林輝彦アナウンサー報告)
 私が立っている後ろ側が、土石流が発生した熱海市の現場です。

 発災初日から初めて青空が広がったのですが、強い日差しが地面に降り注いでいます。そのため数分立っているだけで体中から汗が噴き出してしまいます。捜索隊員たちにもこの猛烈な暑さと強い日差しが作業を困難とさせています。

 発災当時は茶色の建物の1階の天井辺りまで土砂が来ていました。人の背丈を超えるほどで、今もその爪痕が残っています。ただ、この辺りは作業が進み、今はほとんどの土砂が撤去されました。

 この土石流の被害は10日午前11時時点で亡くなった人は9人、安否不明者は20人、避難している人は572人です。住民にも疲れの表情が見えます。

 一方、熱海市によりますと、9日午後7時から約400世帯で水道が復旧しました。

 伊豆山神社に仮設のタンクを設置して、普段とは別の配水池から水を供給しているということです。ただ、本復旧のめどは立っていません。

 一方で、なぜ土石流が発生してしまったのか。そして、大量の盛り土が関係したのかどうか調査が進められています。

※最新の情報は静岡県のHPをご確認下さい。

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