処理水「海水と混ぜながら放出」東電が方針示す[2021/07/12 20:18]

 東京電力は福島第一原発の処理水について、配管の中で大量の海水と混ぜながら海に放出する考えを示しました。

 第一原発では約127万トンの処理水が1000基以上のタンクにためられていて、国と東電は浄化システムで処理したうえで薄めて海に捨てる方針です。

 この処理水について東電は、いったんタンクにためてトリチウム以外の放射性物質が十分に浄化されているか測定します。

 そのうえで送水し、配管の中で大量の海水と混ぜ、最終的にトリチウムも十分に薄めて海に放出する考えを示しました。

 ただ、東電は依然として設備の詳細設計を示しておらず、検討会では早期に全体像を示すよう求める意見も出ました。

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