ウガンダ選手どこに? 名古屋駅の防犯カメラに姿も[2021/07/19 17:40]

 行方が分からないウガンダ選手の足取りが徐々に明らかになってきました。「日本で仕事がしたい」、部屋にあった書置きにある手掛かりが残されていました。

 男性は「ウガンダの生活が厳しいので日本で仕事がしたい。ウガンダには戻らない」という言葉を残して姿を消しました。

 こう書き置きして滞在先のホテルから姿を消したウガンダの重量挙げ選手、ジュリアス・セチトレコ選手。

 母国のウガンダは厳しい状況下に置かれています。軒並みシャッターが下ろされたウガンダの首都カンパラ。厳しいロックダウンが続いています。

 人口約4300万のウガンダでは、一日400人を超える感染者が確認されています。

 人が密集しているのは唯一、営業が許可された市場です。感染拡大防止のため、売り子たちは自宅に帰ることが禁止され、市場で寝泊まりすることが営業の条件とされています。

 市場で働く人:「シングルマザーです。家に子どもを残すのは非常につらいです」「寝ているのは外なので雨が降れば濡れてしまうし、毎朝、起きると体のあちこちが痛みます」

 母国の厳しい現実に失踪したウガンダのセチトレコ選手。

 泉佐野市の職員:「部屋にスーツケースとか荷物が残っているが、その荷物は奥さんのもとに届けてほしいとか日本で仕事がしたいというようなことが書いてあった」

 その足取りも徐々に分かってきました。

 大阪・泉佐野市、千代松大耕市長:「けさ(先週金曜日)午前6時半に熊取駅で切符を買うのに困っている黒人を目撃したという情報が寄せられた」

 滞在していたホテルの最寄り駅から新大阪駅に向かったとみられます。この選手とみられる人物がJR名古屋駅の防犯カメラに映っていたことも捜査関係者への取材で分かりました。なぜ名古屋を目指したのでしょうか。

 大阪・泉佐野市、千代松大耕市長:「全く理由はつかめてないが、色んな情報を聞くなかで(名古屋は)日本に滞在するウガンダの人の数が一番多い」

 名古屋にはウガンダ人のコミュニティーがあるそうです。

 今後、見つかった場合はどうなるのでしょうか。

 元JOC(日本オリンピック委員会)参事・春日良一氏:「(代表に)選ばれなかったということは当然、資格認定されていない。ただの逃亡者という形にならざるを得ない。今の日本政府がどういう判断をするのか分からないが、難民を認めていないような状態の国においてはやっぱり強制送還という手段を取るしかないかもしれない」

 警察は仮に見つかったとしても、行方不明届を出している大阪府泉佐野市、選手団、組織員会の誰に引き渡すか分かりかねているそうです。

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