“無免許”都議 過去5回…免停中のバイク走行映像[2021/07/22 13:32]

 無免許運転で人身事故を起こし、23日に辞職勧告決議案が出される見込みの木下富美子都議(54)ですが、免許停止期間中に運転をしているとみられる映像を入手しました。

■過去3年間で5回“免停”…「交通違反常習者と」

 東京・板橋区の商店街を紹介するために撮影された映像です。

 1台のスクーターが走る様子が確認できます。このハンドルを握っている人物こそが、選挙期間中の無免許運転が発覚した、木下都議の可能性があるのです。

 チラシを配る木下都議の写真。のぼりの後ろに見えるスクーターが映像のものと似ているうえに、履いている黒のスニーカーも同じように見えます。

 背後に置かれている赤いバッグ。映像の人物が背負っているのも、赤いバッグです。

 中央にデザインが施されたヘルメットも、映像の人物がかぶっているものとそっくりです。

 木下都議の自宅の前に止められている原付きバイクのナンバーを見てみますと、映像に移っていたものと同じ数字のように見えます。

 映像が撮影されたのは、4月3日のこと。警視庁は、4月時点では免許停止になっていた可能性があるとみています。

 捜査関係者によりますと、過去3年間で、5回も免許停止処分を受けていた木下都議。違反の内訳は、速度違反2回、携帯電話使用2回、信号無視1回、一時停止無視1回です。

 この事実に、専門家で元千葉県警交通事故捜査官の熊谷宗徳氏は、「責任感に欠けていると、思わざるを得ないですよね。免許の停止を5回受けているという方が、世の中にどれだけいるか。もう交通違反の常習者と言われても、仕方がないと思いますね」

■連絡つかず事務所にも不在「夜逃げみたい…」

 違反を繰り返していた過去3年間というのは、都民ファーストの会で都議を務めていた期間でもあります。

 2年前の議会では、こんな場面もありました。

 木下都議:「都政を都民に伝えていく広報活動は、言うまでもなく、大変重要であると考えます」

 今月15日には、議員辞職勧告決議案の提出に向け、各会派が集まりましたが、木下都議は体調不良を理由に欠席しました。

 所属していた都民ファーストの事務局によりますと、21日の時点でも、本人とは連絡がついていないといいます。

 都民ファースト事務局:「直接本人が連絡をしてこない限り、連絡が取れない」

 木下都議の事務所を訪ねてみると、インターホンを2回押しましたが、中には誰もいない様子でした。

 5日の時点では貼られていたポスターも、一部を残して剥がされていました。

 近隣住民:「夜ね、荷物運んでる時がありました。多分4、5日前か1週間。なんか夜逃げみたいかなって。雰囲気には思いました」

■「辞職勧告」決議されても…“本人の意思”

 23日には、臨時の都議会が開かれ、自身の辞職勧告決議案が出される見込みの木下都議。

 木下都議の謝罪文:「無免許で自動車を運転し、さらに交通事故を起こしてしまったことについて、猛省しております。有権者の方々との絆を大切にし、損ねてしまった信頼を取り戻すためにどうすれば良いか、様々なご意見を頂きながら、熟考を重ねて参ります」

 都議会の別の会派からは…。

 日本共産党・和泉尚美都議:「都議会に対する都民の信頼も大きく損ねる。そういう重大な問題だったというふうに思います」

 ただ、「辞職勧告」が決議されたとしても、法的拘束力はありません。

 日本共産党・和泉尚美都議:「(Q.最後は、もう本人の意思で(やめる)というところしかない?)そうですね。今のところ、そうなると思いますね。都民の皆さんの負託がないもとで、議員を続けるということは、許されないというふうに私たちは思います」

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