天皇陛下がバッハ会長らと面会[2021/07/22 22:24]

 天皇陛下はIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長と面会し「新しい未来へと希望の灯火がつながれる大会になることを願います」と述べられました。

 東京オリンピック・パラリンピックの名誉総裁を務める天皇陛下は、22日午後、皇居・宮殿でIOCのバッハ会長と面会されました。

 バッハ会長が英語で話し掛けると、陛下も時折、英語を交えて応じられました。

 面会には、組織委員会の橋本会長やIOCの関係者らも同席しました。

 天皇陛下は「競技会場の現場などで大会運営に携わる方々をはじめ、関係者の皆さんのご尽力に深く敬意を表します」「感染防止策に万全が期されることにより、アスリートの皆さんが健康な状態で安心して競技に打ち込み、その姿を通じて、新しい未来へと希望の灯火がつながれる大会になることを願います」などと話されました。

 これに対し、バッハ会長は「日本国民が直面している未曽有の困難は、私たちには誰も想像することができません」「天皇陛下が、あす、開会を宣言して下さることに深く感謝し、謙虚に受け止めさせて頂きます」などと答えました。

 バッハ会長は、最後に日本語で「ありがとうございます」と話しました。

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