「スタッフ感染しないか…」大会派遣の医師が危機感[2021/07/23 13:14]

 異例のオリンピックはうまくいくのでしょうか。大会に派遣される医師は強い危機感を持ちながら会場に向かいました。

 23日午前4時、八木正晴医師は選手の練習時刻に合わせてトライアスロンの会場へ向かいました。

 昭和大学病院・八木正晴医師:「本来は感染対策のルールを順守したうえで色々な競技が行われていくべきなんですが、競技の進行に合わせて(感染対策の)ルールを変えている印象があるので、ちょっとおかしいという印象は持っています。スタッフに感染が出ないかとか不安に思いながら過ごさないといけないなと思っています」

 八木さんは会場で医療責任者を務めます。大会には全体で7000人の医師や看護師らが派遣されます。

 警備体制もコロナで二転三転しました。国立競技場の警備の責任者が取材に応じました。

 国立競技場警備責任者・鶴田勝男さん(62):「コロナ対策が入ってきて未知数だった形が。検温対策と観客の出入りの関係がちょっと多くなった。今、無観客なんでそういうのないですが」

 テロを防ぐという本来の警備に加えて、今回はコロナ対策という大きな任務が課せられます。

 国立競技場警備責任者・鶴田勝男さん:「11時間くらいある、開会式まで。最後の詰めやって頑張ります」

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