「奄美・沖縄」世界自然遺産登録 課題対応も要請[2021/07/26 21:45]

 政府が世界自然遺産に推薦していた「奄美・沖縄」の登録が正式に決まりました。国内5件目の世界自然遺産です。

 26日夜、オンラインで開かれたユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会で審査が行われ、日本政府が世界遺産に推薦していた「奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島」の登録が正式に決まりました。

 公開された審議結果によりますと、この地域の独特で豊かな生物多様性や極めて重要な生息地が含まれることが評価の対象となりました。

 一方で、日本政府には絶滅危惧種の交通事故死を減少させるための交通管理の見直しや緩衝地帯での森林伐採を減少させることなどが求められています。

 来年12月1日までに進捗(しんちょく)状況を報告することが求められています。

 日本の世界自然遺産は知床、白神山地、屋久島、小笠原諸島がすでに登録されていて、今回が2011年以来、国内5例目となります。

こちらも読まれています