中1記者が開会式取材「多くの人の気持ち伝えたい」[2021/07/27 15:43]

 「予定通り開催できるのか」。こんな疑問を持った仙台市の女子中学生が、オリンピック開会式当日の東京を取材しました。中学生の目には、コロナを恐れながらも開催を楽しみにしている人が多いと映りました。

 中学1年の高橋ななかさん(12)は、アメリカの会社が運営する「Kids Press」の日本担当記者として、去年10月から活動しています。

 コロナ禍でオリンピックが本当に開催できるのかと疑問を感じ、それをテーマに記事を書こうと開会式に合わせて東京を訪れました。

 Kids Press・高橋ななかさん:「(コロナが理由で)否定的な人の方が多いと思っていたけど、ここ(国立競技場付近)に来てみて賛成している方も多くいたので、そこの部分の疑問は解消できたと思います」

 ななかさんは、空に五輪を描いた「ブルーインパルス」を見ようと集まった人々や大会に反対するデモ、開会式のチケットを持っていた人などを精力的に取材しました。

 Kids Press・高橋ななかさん:「(デモ参加者も含めて)コロナが怖いということは全員一緒。そのなかでも多くの人が楽しもうとしたり、応援しようという気持ちを持っているのを伝えたい」

 開会式の翌日に仙台に戻ったななかさんは、取材したことを英語の記事にまとめ始めました。

 記事は審査を経て、8月には発表されるということです。

 Kids Press・高橋ななかさん:「アメリカの小中学生に少しでもオリンピックのことを分かってもらえるような記事にしたいと思っています」

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