“黒い雨”訴訟めぐり厚労大臣「早急に救済指針を」[2021/07/27 20:13]

 「黒い雨」訴訟を巡って「早急に救済の指針を出す」と明らかにしました。

 田村厚生労働大臣:「84名の皆様方と同じような事情の方々に関しても訴訟への参加、不参加にかかわらず認定して救済できないかと」

 広島で原爆投下後に降った、いわゆる「黒い雨」を巡る裁判で、国は上告を断念しました。

 田村大臣は今後、救済措置の対象として広島だけではなく、長崎の被爆者も含めることを検討すると話しました。

 一方で、原告全員を被爆者と認めた高裁の判決に対しては「原爆の健康影響について過去の裁判例と整合しない点は受け入れ難い」と話しました。

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